【医学コラム Vol.4】よもぎ蒸しで眠くなる理由

よもぎ蒸しで眠くなる理由


※このシリーズは専門医から教わったことをコラムにしてます

目次

〜睡眠の質は「深部体温」がカギだった〜

「よもぎ蒸しをした日は、ぐっすり眠れました。」

これは、よもぐるみに通われているお客様から最も多くいただくお声の一つです。

「いつもより寝付きが良かった。」

「夜中に目が覚めなかった。」

「朝までぐっすり眠れた。」

「翌朝の目覚めが違った。」

実際にこのような体感をされる方は少なくありません。

では、なぜよもぎ蒸しをすると眠くなるのでしょうか?

それは、「眠気をつくる仕組み」が私たちの身体に備わっているからです。

今回は、医療の視点から「睡眠」と「体温」の関係について先生に教えてもらったことをお伝えします。


睡眠は「体温」がスイッチになっている

「眠る」という行動は、脳が突然スイッチを切っているわけではありません。

実は、私たちの身体は毎日同じような流れで眠る準備をしています。

その中で重要なのが、

深部体温(しんぶたいおん)

です。

深部体温とは、

身体の中心部、つまり内臓などの温度のこと。

脇で測る体温とは少し違い、身体の奥の温度を指します。

先生はこの仕組みについて、

「人は深部体温が一度上がり、その後ゆっくり下がっていくタイミングで眠気を感じるようにできています。」

とお話しされていました。

つまり、

眠くなる理由は、体温が下がるから。

これが睡眠の大切なポイントなのです。


【図①:深部体温の変化】

🌙 夜

深部体温が上昇

♨️ お風呂・よもぎ蒸し

深部体温がゆっくり低下

😴 自然な眠気

💤 深い睡眠


お風呂に入ると眠くなる理由

「お風呂に入ると眠くなる。」

多くの方が経験したことがあると思います。

これは気のせいではありません。

身体がお湯で温まることで深部体温が上がります。

その後、お風呂から出ると少しずつ体温が下がり始めます。

この「下がるタイミング」が、眠気を感じる時間なのです。

そのため、一般的には就寝の約2時間前に入浴すると良いと言われています。

身体が自然に眠る準備を始めるためです。


よもぎ蒸しも同じ仕組み

先生は、

「よもぎ蒸しも、お風呂と同じように身体を温めることで、眠りやすい身体づくりをサポートしていると考えられます。」

と話されていました。

よもぎ蒸しは、

急激に熱を加えるのではなく、

じんわりと身体を芯から温めていきます。

そのため、

深部体温もゆっくり上昇し、

その後ゆっくり下がっていきます。

この穏やかな変化が、

自然な眠気につながると考えられています。


サウナとの違いは?

「よもぎ蒸しとサウナは何が違うんですか?」

という質問もよくいただきます。

どちらも身体を温めるという点では共通しています。

しかし、

温まり方には違いがあります。

サウナは短時間で一気に体温を上げます。

一方、

よもぎ蒸しはゆっくり身体を温めていきます。

先生は、

「サウナは深部体温が高く上がるので、その後に下がる時間が長くかかる場合があります。」

と説明されていました。

つまり、

どちらも睡眠につながる可能性がありますが、

よもぎ蒸しは穏やかに身体を温める温活と言えるでしょう。

また、サウナは高温・低湿度で顔まで熱にさらされるため、乾燥を気にされる女性も少なくありません。

一方、よもぎ蒸しは座って下半身を中心に温めるため、顔への負担が比較的少ないことも特徴です。


【図②:お風呂・サウナ・よもぎ蒸しの比較】

🛁 お風呂

身体全体を温める

深部体温が上がる

眠気

♨️ サウナ

急激に体温上昇

体温が下がる

眠気

🌿 よもぎ蒸し

じんわり身体を温める

深部体温がゆっくり変化

自然な眠気


実は「もう一つ」の理由があります

先生がもう一つ興味深いお話をされていました。

「よもぎ蒸し中はスマートフォンを見ないですよね。」

この一言です。

現代人は、

仕事

SNS

LINE

ニュース

動画

など、

一日中たくさんの情報を受け取っています。

脳は休む暇がありません。

しかし、

よもぎ蒸しをしている約40分間は、

スマートフォンを置き、

ただ座って過ごします。

先生は、

「これはメディテーション(瞑想)に近い時間だと思います。」

と話されていました。


デジタルデトックスという時間

先生は、

現代人を

「高速道路を100kmで走り続けているような状態」

と例えていました。

周りの景色は見えず、

自分の車の中が散らかっていても気づきません。

でも、

一度車を止めてみると、

「こんなに荷物が散らかっていたんだ。」

と気づくことがあります。

心も同じです。

毎日忙しく過ごしていると、

自分の疲れにも、

ストレスにも、

気づけなくなります。

よもぎ蒸しの時間は、

そんな高速道路を降りて、

自分自身と向き合う時間なのかもしれません。

身体だけでなく、

心まで少しずつ緩んでいく。

その積み重ねが、

自然な眠りにつながっている可能性があります。


【図③:高速道路と休憩所】

🚗 情報に追われる毎日

📱 SNS・仕事・家事

🛣️ 高速道路を走り続ける状態

🌿 よもぎ蒸し

🅿️ 心と身体を休ませる

😴 リラックス

💤 良質な睡眠


よもぎ蒸しは「眠らせる」ものではありません

ここで大切なのは、

よもぎ蒸しは睡眠薬のように眠らせるものではないということです。

身体を温め、

リラックスし、

眠りやすい身体の状態をサポートする。

その結果として、

「よく眠れた」と感じる方が多いのです。

睡眠は、

薬だけで改善するものではありません。

生活習慣、

運動、

食事、

ストレス、

そして体温。

さまざまな要素が重なり合って、毎日の眠りはつくられています。


今日からできる「眠りの質」を高める習慣

睡眠の質を高めるために、今日からできることをご紹介します。

✅ 就寝2時間前に入浴する

✅ 寝る直前までスマートフォンを見続けない

✅ 身体を冷やさない服装を心がける

✅ 日中は適度に身体を動かす

✅ よもぎ蒸しなどの温活を生活に取り入れる

どれも特別なことではありません。

毎日の小さな積み重ねが、睡眠の質を変えていきます。


まとめ

「最近ぐっすり眠れない。」

そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

先生がお話しされていたように、

睡眠は「体温」と深く関係しています。

深部体温が上がり、ゆっくり下がることで、私たちは自然な眠気を感じます。

よもぎ蒸しは、身体をじんわり温める温活として、その流れをサポートする方法の一つです。

さらに、40分間スマートフォンを手放し、自分自身と向き合う時間は、心にも穏やかな変化をもたらしてくれます。

忙しい毎日の中だからこそ、自分を整える時間を持つことが大切です。

よもぐるみでは、身体を温めるだけでなく、「心までゆるむ時間」をお届けしたいと考えています。

その積み重ねが、明日の元気や、質の良い眠りにつながっていくのです。

この記事を書いた人

目次